舌下免疫療法
舌下免疫療法
スギ花粉症や通年性アレルギー性鼻炎でお悩みの方はご相談ください。舌下免疫療法とはアレルゲン免疫療法(減感作療法)の一つで、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から舌下に投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルゲンに対する過敏性を減少させ、症状を和らげる治療法です。約7~8割の方に効果があると報告されています。
まず問診やアレルギー検査(当院では血清抗体検査)でスギ花粉症またはダニ抗原による通年性アレルギー性鼻炎の診断を行います。
舌下免疫療法は疾患によって治療を開始する期間が異なります。
6月~12月(花粉が飛散している時期は治療を開始できません)
いつでも開始できます
スギ花粉症であることが確認できたら、スギ花粉エキス舌下錠であるシダキュアを最初の1週間は2000JAU錠を、2週目以降は5000JAU錠を1日1回1錠服用します。初回は当院内で服用し30分間院内で様子を見させていただきます。2日目からは自宅で服用します。
ダニアレルギー性鼻炎であることが確認できたら、ダニ抽出エキス舌下錠であるミティキュアを、最初の1週間は3300JAU錠を、2週目以降は10000JAU錠を1日1回1錠服用します。 初回は当院内で服用し30分間院内で様子を見させていただきます。2日目からは自宅で服用します。
舌下免疫療法はうまくいけばアレルギー症状を治したり、長期にわたり症状を抑える可能性のある治療法ですが、もともとアレルギーの原因であるスギ花粉やダニ抗原のエキスを投与するため副作用が出やすい(特に投与開始初期)治療法とされています。また、治療期間も長期にわたります。そのため、患者様に副作用が生じる可能性やその対処法、不利益やその生じる可能性をご理解した上で治療を受けていただく必要があります。
※20~60%で副作用が出ると報告されています
以上のことをご理解した上で治療を希望される方は、ぜひお問合せいただくか来院なさってください。